九星気学
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気学とは
気学とは、お引越しやご旅行など移動する方角ごとに、その時その方角が、年、月、日ごとに吉か凶かの作用を判断します。
また家相は、住む家の中心から、その方角ごとに、その家の間取りの吉凶を判断する手段です。
移動する方位と、住む家相を吉にすることで運命を改革します。
方位とは
ご自宅(大極)から東西南北各30度、東北、東南、西南、西北各60度の八方位に分割し、九紫から一白までの九星が巡ります。その方角に介在する九星とその反対側の九星、十二支によってその方角の吉凶が決まります。これが方位です。
年に十干(甲乙丙・・・癸)十二支(子丑寅・・・亥)が有るように、年に九星があります。
十干は十年、十二支は十二年周期で回りますが、九星は、九年周期で回ります。また月にも日にも干支はあります。
九星も同じように、月にも日にもそれぞれ回ってきます。
方位の行動は目的によって取り方が違います。
1.お引越し
2.ご旅行
3.新規取引
4.就職
5.目的のある方位取り
6.建墓
7.開店、事業所移転
8.方位避け(簡易)
9.方位避け(一泊) #方位避け
普段の行動には月と日と時間を合せて考えてください。
普段の行動の場合、50キロ以内の方位は考える必要がありません。引越しや転職、開店などは短距離でも考慮します。
お引越しは年月日の盤を全て吉方に揃えます。引越し日と最初に物件に足を入れた日が重要です。
家相もご確認ください、吉方で引っ越されても家相は別途に運命に影響します。
目的のある方位取りは単純に気学の吉方だけでは不十分です。目的個人差に合わせて考慮します。
方位避けは目的、距離、日数によって判断します。またそれによって使う盤も代わってきます。
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方位の作用とは #方位
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ご自宅からある一定の法則で動くことによって、現れる吉凶の現象です。
年月日ごとの吉の方角に移動することによって、吉の作用を得られます。
このページでは具体的な方位術による方位の取り方に行いて解説いたします。
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(1)大極
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方位の作用の基準となる場所です。本来は住んでおられる場所ですが、医者、看護師、システム管理者、警備員等職業によっては必ずご自宅で無い場合もあります。
ではどういう基準によって大極が定まるかと申しますと。引っ越してから59日((これは節気(24節気の4つ分)と月盤での方位を基準にしています。)、少なく見積もって54日でOKとしています。)間住んだご自宅に大極が付きます。
但し子の刻(11時から1時)から卯の刻(5時から7時)の間この間毎日滞在する必要があります。夜勤などで、勤務先に泊まる場合、極は付きません。
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(2)九宮と九星@方位盤について、
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年に十干(甲乙丙・・・癸)十二支(子丑寅・・・亥)が有るように、年に九星があります。干は十年十二支は十二年周期で巡りますが、九星は、九年周期で回ります。また月にも日にも干支はあります。
九星も同じように、月にも日にもそれぞれ回ってきます。次に(図1)示しましたのが、八方位盤です。本来東西南北が30度東北、西北、西南、東南が60度です。八角形をしていますが、簡略させていただきました。九星は、原則として、九紫火星から、一白水星まで、九紫、八白、七赤の順に流れます。これを陰遁といいます。(日盤の九星のみ一部陽遁です。)右は定位盤です(後天定位)真ん中に五黄土星があり、八つの方角にそれぞれの星があります。この真ん中を中宮といいます。
八つの方位ともそれぞれ呼かたが有ります。
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北・・・・・坎宮、方位・・・子、30度
南・・・・・離宮、方位・・・午、30度
東・・・・・震宮、方位・・・卯、30度
西・・・・・兌宮、方位・・・酉、30度
西北・・乾宮、方位・・戌亥、60度
東南・・巽宮、方位・・辰巳、60度
東北・・艮宮、方位・・丑寅、60度
西南・・坤宮、方位・・未申、60度
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(図1)
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(2)九宮と九星A一白から九紫の九宮の移動
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真ん中に五黄がある定位盤(図1参照)のそれぞれの星の位置がその星の定位置です。中宮に順番にそれぞれの星が入って来ます。(987654321の遁)
(図2)
それに併せて、周りの八つの方角も違う星が入ります。(図2参照)この星の巡り方によってその時々の方位の吉凶が発生します。九星は年の星、月の星、日の星がありますから、年ごとに右の方位盤が九年周期で回ってきます。
月は九ヶ月日は九日ですが、陽遁と陰遁の変わり目等例外がありますので、市販暦等を参照して下さい。どこの暦でも干支、九星に関して例外は有りません。方位の判断考え方に関しては別です。
星が中宮に入る順(九紫→八白→七赤→六白→五黄→四緑→三碧→二黒→一白の遁) 星が各宮を飛泊する順
中宮→西北→西→東北→南→北→西南→東→東南→中宮
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(3)年盤、月盤、日盤
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年月日にそれぞれ盤があり、九星は年の星、月の星、日の星がそれぞれ回って来ます。
<各盤の動き>
<年盤>一年ごとに回りますが、気学では2月4日から翌年の2月3日までを一年と考えます。
太陰暦でみる奇問遁甲では、24節気で大雪上元から小雪下元までを一年としていますが、気学は太陽暦で判断する旧正月を基準で作られています。
年盤は全て陰遁で回ります。(987654321の遁)
<月盤>月ごとに節入りの日がありますが、概ね境目は避けてください。前月は3日までとし、翌月は、九日よりと考えてください。
月盤は全て陰遁で回ります。(987654321の遁)
年盤が、九紫、六白、三碧の年は二月が五黄で始まります。
年盤が八白、五黄、二黒の年は二月が二黒で始まります。
年盤が七赤、四緑、一白の年は二月が八白で始まります。
<日盤>子の刻の始まり(23時)を境目としますが、夜間の方位取り出発は避けてください。
日盤は、24節気の冬至の上元の一日目に当たる日を陽遁の始まりとし、夏至の上元の一日目に当たる日を陰遁の始まりとします。市販暦等を参照して下さい。どこの暦でも干支、九星に関して例外は有りません。方位の判断考え方に関しては別です。
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(4)自分の本命星
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ご自身の本命星は、生年の中宮の星です。西暦から年盤の一覧を載せています。
九星 |
西暦 |
和暦 |
西暦 |
和暦 |
西暦 |
和暦 |
西暦 |
和暦 |
西暦 |
和暦 |
西暦 |
和暦 |
九紫 |
2009 |
21 |
1991 |
3 |
1973 |
48 |
1955 |
30 |
1937 |
12 |
1919 |
|
八白 |
2010 |
22 |
1992 |
4 |
1974 |
49 |
1956 |
31 |
1938 |
13 |
1920 |
|
七赤 |
2011 |
23 |
1993 |
5 |
1975 |
50 |
1957 |
32 |
1939 |
14 |
1921 |
|
六白 |
2012 |
24 |
1994 |
6 |
1976 |
51 |
1958 |
33 |
1940 |
15 |
1922 |
|
五黄 |
2013 |
25 |
1995 |
7 |
1977 |
52 |
1959 |
34 |
1941 |
16 |
1923 |
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四録 |
2014 |
26 |
1996 |
8 |
1978 |
53 |
1960 |
35 |
1942 |
17 |
1924 |
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三碧 |
2015 |
27 |
1997 |
9 |
1979 |
54 |
1961 |
36 |
1943 |
18 |
1925 |
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二黒 |
2016 |
28 |
1998 |
10 |
1980 |
55 |
1962 |
37 |
1944 |
19 |
1926 |
1 |
一白 |
2017 |
29 |
1999 |
11 |
1981 |
56 |
1963 |
38 |
1945 |
20 |
1927 |
2 |
九紫 |
2018 |
30 |
2000 |
12 |
1982 |
57 |
1964 |
39 |
1946 |
21 |
1928 |
3 |
八白 |
2019 |
31 |
2001 |
13 |
1983 |
58 |
1965 |
40 |
1947 |
22 |
1929 |
4 |
七赤 |
2020 |
32 |
2002 |
14 |
1984 |
59 |
1966 |
41 |
1948 |
23 |
1930 |
5 |
六白 |
2021 |
33 |
2003 |
15 |
1985 |
60 |
1967 |
42 |
1949 |
24 |
1931 |
6 |
五黄 |
2022 |
34 |
2004 |
16 |
1986 |
61 |
1968 |
43 |
1950 |
25 |
1932 |
7 |
四録 |
2023 |
35 |
2005 |
17 |
1987 |
62 |
1969 |
44 |
1951 |
26 |
1933 |
8 |
三碧 |
2024 |
36 |
2006 |
18 |
1988 |
63 |
1970 |
45 |
1952 |
27 |
1934 |
9 |
二黒 |
2025 |
37 |
2007 |
19 |
1989 |
1 |
1971 |
46 |
1953 |
28 |
1935 |
10 |
一白 |
2026 |
38 |
2008 |
20 |
1990 |
2 |
1972 |
47 |
1954 |
29 |
1936 |
11 |
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(5)凶方位
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五黄殺
各方位盤の五黄のある方角が、五黄殺です。中宮に五黄が有る定位盤、五黄の年、月、日は全方位が五黄殺です。五黄殺を犯した時の作用は、病が徐々に進行し、なかなか直らない、事業の経営がじわじわと悪化してくる。等の現れ方をします。
暗剣殺 #暗剣殺
五黄殺の反対側が、暗剣殺です。暗剣殺を犯しますと、交通事故に遭う、飛行機事故に遭う、盛業していた会社が、突然巨額の不渡りを喰らい倒産する。不時の災難、又は一発崩壊的な災難に遭います。
本命殺
ご本人の本命星のある方角です。自分の本命星とは、自分の生まれた年の九星です。 (昭和二十五年生まれの方は寅年の五黄です。この方の本命殺は常に五黄殺と重なります。)本命殺は自分自身が災難に飛び込んで行くといった作用です。
本命的殺
ご本人の本命星のある反対側の方角です。本命殺と対照的に他から被る災難で、暗剣殺の小型と考えて下さい。
歳破、月破、日破
各々その年、月、日の十二支の有る方角の反対側です。年月、月日が重なったときに注意して下さい。
定位対中
今度は十二支の冲に対して九星で、定位盤での自分の星の定位置の反対側に来る星が必ず一つ有ります。その方角です。例えば、七赤中宮の盤で東南に六白が回っていますが、定位盤で六白は反対の西北に有ります。
五黄の日
全方位が薄い五黄殺です。
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(6)吉方位
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(5)での凶方位、九星気学では五大凶殺、暗剣殺、五黄殺、本命殺、本命的殺、定位対冲を除いて、ご自身の本命星と五行説で相性する方位を吉方としています。相星は以下の通りです。
九紫
三碧、二黒、四緑、八白
八白
九紫、七赤、六白、二黒
七赤
二黒、八白、六白、一白
六白
二黒、八白、七赤、一白
五黄
九紫、二黒、八白、六白、七赤
四緑
一白、三碧、九紫
三碧
一白、四緑、九紫
二黒
九紫、八白、六白、七赤
一白
六白、七赤、三碧、四緑
大歳
その年の十二支のある方位です。
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